2015/12/04

「東京物語」と母上と母

群馬の伯父(ヒデキ父方)から届いた川場村の蜜入りりんご

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ナイフで半分に割ったら、(解っていたけど・笑)本当に蜜たっぷり!で
嬉しくなり、思わず写真を撮りました。

昨今、とても元気だったので、つい(笑)調子に乗って忙しくしすぎてしまい、
久しぶりに体調を崩しました。

行きたい場所、観たいもの、会いたい人、やりたいことばかりで
気持ちはとても元気だったのですが、

体が追いついていかず

楽しみにしていたブルガリ展と、ようやくそろうはずの
美人4姉妹の会合(私の誕生会を催してくれる予定でした)も

なんと!すべてキャンセルして
残念な気持ち一杯で、それでもベッドから起き上がれないほどに
体のあちこちが痛くて、疲れていて(笑)

数日間、ほぼパジャマで・・・どれだけ寝るの?というくらい
眠って過ごしました。

わき腹はまだ少々痛いのですが、疲れがとれたことで、
痛みというのは、実は、たいしたことなかったのかもしれない。

疲労によって、痛みがより突出して感じられていたのかも?と
思うようになりました。

良く「体の声を聞く」と言いますが、

更年期真っ盛りというか、終盤戦の私にとって、
日ごろの不調?のような症状は、もう当たり前のことであり、

そんなことをいちいち気に留めていたら何も出来ない、
仕方ない!と、その体の声をずっと無視し続けていた?のかも
しれません。

ホットフラッシュなんて、当たり前。
と、同時に胸が苦しくなるなんて当たり前。

きーんと、耳鳴りも、当たり前。
時々は、鼻血も・・・そりゃ、出るかも?

首が回らない、背中が攣る。
足が痺れるのは、ヘルニア後遺症だから当たり前。

外出して疲れるのは、体力の無い証拠。
少し運動でもして、もっと体力をつけなければっ!などと、

具合が悪くなる前まで、そんな風に思っていました。

でも、最近ホットフラッシュが始まった妹に・・・
「おねえちゃん、ホットフラッシュって結構疲れるね。」
と言われて、

あれ?やっぱりエミでも疲れるの?と、
少々びっくりして、ちょっと気づきました(笑)

更年期が始まる前から、私は「更年期はおしゃれをして乗り切る!」と
考えていたので、その通りに毎日元気におしゃれをすることで、

乗り切ってきたようなつもりでいましたが、

「お洒落」というのは、気持ちはかなり元気をキープしてくれますが、
気をつけないと、体の不調に気づくことなく、夢中になりすぎてしまう
かもしれないので、要注意です(笑)

今後、控えている方の為にも、おろかな私のことを一例として
ご参考に留めて置いていただけますなら、光栄です。

・・・と、さて、そんな大養生中に、観たのが
原節子さん主演、小津安二郎監督の「東京物語」です。

原節子さんが亡くなられたことで、特集のような形で放映されていたのを
たまたま観たのですが・・・

これが、素晴らしい映画だったのです!!!

最後なんて、テレビ画面の前に正座して、かぶりつきで観ており、
気づいたら、涙をぼろぼろここぼしていました(笑)

もうずっと以前にやはりテレビでちらっと観たことがあったのですが、
なんとつまらない映画だろうと思い、当時はあまり感心を持てませんでした。

それから、時は流れ・・・

この映画の良さが解るようになったのは、私が歳をとったからかも知れませんが、

一見すると、地味で味気ないような、どうということもない
お話のように感じますが、

間、というか、せりふとせりふの間に、考えさせてくれる余韻。のようなものがあり、
いろんな人生の機微を感じさせてくれる深くて、気持ちの良い、
素晴らしく素敵な映画だったのです。

子世代の気持ちや事情も解る。と同時に、もう親世代の気持ちも少し
想像できる。そんな年齢に達しているのだな。私も。とも思いました。

画面全体も、昭和のどちらかというと綺麗でもない(すみません)映像。な
はずなのですが、

原節子演じるのり子の清廉な美しさ、美しい身のこなしは美しい魂から。と
思えるような、ハリウッドの女優さえもしのぐような、神々しさ。

それが、画面全体を美しく品格あるものに変えてくれている?

と感じられるほど、惹きつけられ、画面から一瞬たりとも目が離せないような
素敵な、素敵な、映画でした。

はっと気づかされる台詞もありました。
考えさせられる台詞も、
共感する台詞も、
そして、

杉村春子演じる長女のかず子の身勝手な言動に、
かつての、父に対する自分の言動を重ね合わせ、

胸がチクリとしたり、でも、それも仕方の無いこと。と
言ったのり子の台詞に、救われたような気がしました。

それぞれの立場で、それぞれの人生を生き、
それでも、[私たちは幸せな方だと思います。」と言った

母親の言葉が、諦めの気持ちもあるけれど、
それより、感謝。という姿勢が、素敵だなあ。と心に残りました。

のり子の義理の母に対する真心は、
亡くなった夫の母親だから?立場が違ったら?と、
少し想像してみましたが、

やはり、のり子はきっと精一杯の真心を尽くしたに違いありません。と
思えました。

年老いた両親を大切にしようと言う気持ちは、きっと誰もが
持っていると思うのですが、

様々な事情で、なかなか思っている程には尽くしきれないものですが、

私も、この東京物語ののり子のことを時々は思い出して、
ヒデキの父上、母上、そして私の母に・・・

「幸せなほう」だと思ってもらえるように、孝行したいと思いました。

と、母達の話が出たところで・・・

めでたく退院しましたヒデキ母上、最後のお見舞い時の写真です

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ようやく杖で自力で歩けるようになったところ。
着ているのは、私の母が作ったサムイです。

コレを着て、初めて朝ごはんに食堂に行ったら、
皆さんに、「わぁ~素敵ね~!」と口々に褒められたのだそう。

そう話してくれた母上の顔は、とっても嬉しそうに輝いていました。
確かに、明るい緑色が母上に良く似合っています。

きっと作った母もその話を聞いたら喜ぶだろうと思って、
写真を撮らせてもらいました。

母上、86歳。 昔は毎晩社交ダンスに通ったモガだったそうです。
このお年で、女学校から明治大学文学部卒のインテリでもあります。

くも膜下出血で大手術や、脳梗塞、とたて続けに倒れたこともあり、
膝も両方チタン製と満身創痍の母上ですが、つらいリハビリも頑張りました。

最初は悪口を言っていた(笑)父上のことも、最後の方は
ただ恋しくて思い出しては泣いていた、少女のような母上でした。

一人身になった母は?というと・・・

最近、また新たな習い事(ニットソーイング)を始めたり、
時々、妹の家に泊まりに来て、仕事に行っている妹の変わりに
食事づくりなど、孫達の世話に生きがいを見出しています。

いつだったか・・・エルメスのスカーフをベストにする。と
言っていましたが、ようやく出来上がったようです。

強面で失礼しますが(笑)このように完成しました。

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後ろは、見事にレディの後姿が中心に。

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最初は、勿体無い!と思いましたが、母には、スカーフより
こちらの方がやはり使い勝手が良いのかも?と思いました。

お正月は、みんな揃って元気に笑顔で迎えられるといいな。

家族が元気で、笑顔でいること。
「幸せなほう」と思えること。

ささやかだけれど、それが一番。
私も、すこしペースを落とそう(笑)と思いました

と、独り言のように長くなってしまいましたが、

迷惑をかけた上、心配してくれているであろうドタキャンした友人達に向けての、
近況報告も兼ねて、長々と綴らせていただきました。

ブログも少しスローダウンするかもしれませんが
お洒落画像が出てきたら、元気になったんだ!と思ってやってください(笑)

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久しぶりに、家で夕焼けを見ました。
最近ゆっくり夕焼けの写真を撮る余裕も無かった?かもと
気づきました(笑)

皆様も、どうぞご自愛くださいませ
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Comment
お大事に
misakoさん

少しご回復の様子にて安堵致しました。
ご自身の体調を一番にお過ごしくださいね!

お母様方、素敵です〜^^

小津安二郎映画は日本の美しい姿の鏡のよう・・・
忘れかけそうな大切なメッセージが常にありまして
私も大好きです!

素敵なものがたくさんあるのでご養生なさりつつ
是非ご覧になってみて下さい^^🌟








ありがとうございます★
yuki先生

ご心配とご迷惑をお掛けし、本当にすみませんでしたe-466e-330

先生も、小津安二郎監督作品お好きそうだな~と、
思っていましたv-238
もう、たくさんご覧になっていらしたのですね!

遅ればせながら(笑)私も
これから少しずつ観ていこうと思います^^🌟



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Re: どうぞお大事になさってくださいませ
Rさま♪ お返事が遅くなり申し訳ありませんでしたe-330
もう、すっかり元気になりましたので、ご安心くださいませ。
ご心配をお掛けし、すみませんでした。

Rさまもどうぞご自愛くださり、素敵なクリスマス&年末を
お過ごしくださいませe-420

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