2014/05/27

展覧会X3

5月はバルテュス展に始まり、4つの展覧会に行きました。
いつもの月より多かったのは、

たまたま観たい展覧会がたくさんあったことと、
初夏の爽やかな緑の風と、陽気に誘われたからでしょうか?

バルテュス以降の感想をまだ書いていなかったので、まとめて3つ分
(いつものようにあくまでも個人的な感想となってしまいますがお許しください

少し書き留めておこうと思いますので、
宜しかったらお付き合いくださいませ。

チャイナドレスで観に行った「描かれたチャイナドレス」展では、

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なんと言っても、藤島武二の描く女性に魅了されました。

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このように画像で載せても、その魅力はほとんど伝わりませんが・・・
なんとも言えない、色気、色香が漂うドキドキする女性の絵なのです。

彼の絵をもっと観たくなって、他にどんな絵を描いているのか調べてみたら、

あ・・・

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この絵に見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ブリジストン美術館蔵の絵で「黒扇」(こくせん)です。
ああ、これを描いた人だったのね。

この瞳、衣装・・・そして、黒い扇。はたくさん観た常設展示の作品の中でも、
確かに印象深く心に残っておりました。
(今回の展覧会ではお披露目無し)

ああ、また「黒扇」を観たい!と思い次回の展示予定を問い合わせたら、
前回お披露目されたので暫くはないそう、残念)

チャイナドレス展自体は作品数もそう多くなかったですが、
どれもエキゾティックな魅力に溢れる素敵な絵画でした。

常設展の方では、久しぶりにキース・ヴァンドンゲンの絵に出合い、
「やっぱり好きだわ。ヴァンドンゲン」と思ってしまいました。
何故だろう?(笑)でも絵って無条件に好き、嫌いってあると思う。

「明治工芸の粋」展では・・・

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これまた素晴らしい超絶技巧による作品の数々。
展示数も多かったですが、なかなかに人気のある展覧会でした。

TV鑑定団がお好き?そうな(笑)おじ様方が多かったです。

七宝もいいけど、あら、金工もいいわ。あ、だけれどそれより
やっぱり漆工が素敵ね。・・・と、思っていたら、

きゃーーー薩摩焼がすんばらしい!と、
出てくる順番で、すごい!の感想も徐々に盛り上がってきた私でした。

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それにしても、これら全てが海外輸出用だったらしく、
このような工芸品が海を渡って珍重されたのかと思うと感慨深く、

日本人によるチャイナドレスを描いた洋画といい、
ヨーロッパ向けの日本の工芸。といい、

こうやって文化は、西洋、東洋、融合しあい、その中から良いものが
選りすぐられ、折衷され・・・

より優れた作品が生まれ、そして芸術は更なる高みへと昇華していくのでは?
などと、そんな風に感じました。

三つ目は、観てきたばかりの「こども展」

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パンフレットなどでクローズアップされているのは、
ルソーの描いたの強烈な(?笑)おじさん顔の少女の絵です。

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ルソーの絵は嫌いじゃありません。かといって好きなわけでもないのに、
というか、へたうま(←すみません!・笑)なのに、

どうしてだか、立ち止まってずっと観たくなる
とくにドキドキしたり、興奮したり感動したりするというのでもないのですが、

なんだかすごく気になる(笑)不思議な魅力を持った作品ばかりで
ある意味すごいなーと、思って毎回観ています。

解説や図録には、大変もっともらしい、少女なのにおじさん顔の理由や
構図などの説明がしてあるのですが、

果たしてルソーはそこまで考えていたのだろうか?と思ってしまうのは、
私だけでしょうか?(笑)

深刻そうな顔とありますが、彼はこれを深刻そうな顔を目指して描いたのか?
いや、子どもの顔を一生懸命描いたらこうなったんじゃないだろうか?

ただ描きたいものを、どどーんと真ん中に、
描きたいように描いただけではないのか?

何にもとらわれないで、自由に描けるこどものような心。
それを持っているのがルソーで、だから私たちはルソーの絵に惹かれ、

その自由すぎる画風のインパクトと同時にどこか親しみやすさ。のような
ものを感じるのではないか?

このおじさん顔だって、ルソー本人が投影されているのかも?なんて・・・
(そんなことはないか!笑)

そのインパクトで「こども展」の代表作として、選ばれたのかもしれないけど、
そんな純真さで絵を描くルソーの「こどもの心」が選ばれたのかもしれないなー。

などと、すみません。勝手な考えをつらつら綴ってしまいましたが、
相変らず私の(というより、みんなの、でしょうね)興味をひきつけて止まない、
ルソーの絵だったのでした(笑)

・・・と、ルソーのような奇妙な(笑)絵ばかりではなく、

可愛らしく美しい古典の肖像画や、

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この伯爵夫人とこどもの絵(ギョーム・デュビュッフ)・・・素晴らしかった!
すみれ?アイリス?紫の花飾りのついた夫人のドレスが素敵

シャルル・ブランの描いたこの少女も愛らしい!

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明るく元気なドニの絵は

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こども達への溢れんばかりの愛が伝わってきました。

芸術性の高いカリエールに・・・

一番点数が多かったのはピカソで、
フランソワーズ・ジローの絵と向かい合わせで、

愛溢れる家族の情景が微笑ましく・・・
ジローの絵、良かった~!

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ピカソがこども達の為に作った絵の切り抜きおもちゃは、
可愛くてニコニコになりました

パリでは大変人気の高かった展覧会だそうですが、
金曜日の夕方、六本木の会場はガラガラでした、何故だろう?(笑)

でも、ゆっくり観られて良かったし、
最近のこの会場での展覧会では、一番良かったな。と思いました。

ウジェーヌ・デュレンヌ 「身だしなみ」

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題名が可愛らしいし、少女の後姿もなんとも愛らしい

・・・と、思わずにっこり幸せな気分になる子供の絵がたくさん!な
素敵な展覧会でした

まだ、書きたいことがありましたが、
またとても長くなってしまったので、今日はこの辺にしておきます(笑)

お付き合い頂きありがとうございました



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